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Kitano Town Dental Clinic
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子供について

●歯が生えたらすぐブラッシング!
 そうしないとすぐ虫歯になってしまうという事ではありません。習慣付けとして早くからした方が良いという意味です。口の中に何か突っ込まれてゴシゴシされるというのは決して気持ちよい事ではありません。小さいときから慣らしておく必要があります。小さい子供にとってブラッシングは健康管理ではありません、躾です(この字は身を美しくと書きます、良い漢字ですね)。手を洗う、顔を洗う、お風呂に入るのと同じことです。
●何才まで親がやるか?
 子供が自分で磨くというのは習慣付けとして大事ですが、「磨いた」というのと「磨けている」というのは別物です。やはり最後は親が仕上げ磨きをする必要があります。私の経験からいって小学校の間は頑張りましょう!中学に入るともうさせてくれません(笑)。ちなみに仕上げ磨きは毎回する必要はありません、夜寝る前の一回だけで充分だと思います。
●乳歯と永久歯、どっちが大事?
 乳歯はいずれ抜けるから、永久歯の方が長く使うから、と思っていませんか?でも急激に成長するのは子供が小さいときです。この時期にこそ良く噛んで栄養をいっぱい取らなければなりません。また噛むということによって頭の骨も成長します。骨の成長が悪ければその中身(脳、目等)の成長も悪くなってしまいます。きちんと噛むと言うことは英才教育のスタート?冗談はさておき乳歯、永久歯共に大事ですね!
●砂糖は麻薬?
 塩味、苦味、渋味などは訓練によって美味しいと感じるようになりますが、甘味は誰でもすぐ美味しいと感じます。だから子供は甘い物が好きなのです。でも甘い物は虫歯の大敵ですから出来るだけ制限して下さい(ただ家族の団欒、御近所付き合いなどの妨げにならない程度に・・・ね)。
●やはり検診を!
 お恥ずかしい話ですが私の子供も虫歯になりました。私自身が毎日ブラッシングをしていて自信たっぷりでしたから、はっきり言ってショックでした。虫歯を見つけたのは遊び半分に診療台にのせて検診したときでした。プロである私が見ていても家では無理なのです。やはりちゃんとした照明と道具がないと駄目だと思います。
●フッ素は効く?
 フッ素は歯質を強化します。つまり虫歯になりにくくなります。しかし魔法の薬ではありません。あくまで塗っていない場合に比べれば・・・程度に考えて下さい。フッ素を塗りさえすれば歯磨きしなくても良い、とか甘い物もOK!と思われては困ります。そんな考えであればかえって塗らない方が良いかも知れません。あくまでもきちんとした手入れの上にプラスする物と御考え下さい。診療室で塗る事も出来ますが、自宅で毎日塗る事の出来る製品もあります。こちらの方が効果が高いと思いますのでお勧めです。