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歯槽膿漏について
- 歯槽膿漏の治療は可能です。ただ虫歯の治療は私達歯科医師が主役ですが、歯槽膿漏の治療は患者さんが主役となって私達は脇役に回ります。虫歯の治療は歯科医師が歯を削ったり詰めたりして治します。虫歯の予防はブラッシングで歯をきれいにする事ですが、これは患者さん自身がする事です。私が毎日3回患者さんの歯をブラッシングするのは非現実的です。
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- 歯槽膿漏の場合は治療も予防も同じブラッシングなので、患者さん自身の努力の割合がグッと大きくなります。無論私達歯科医師もやらなければならない事はたくさんあります。歯槽膿漏の原因や悪化させる因子(歯石、噛み合わせ、不適合な冠)などの除去、修正などは歯科医でなければ出来ない事です。しかし最終的にはどれだけ口腔内をきれいに出来るかということにかかってきます。これは食べかすのことではなくプラーク(細菌の塊)のことです。
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- 台所のコンロ、換気扇の掃除って大変ですよね。油がこてこてに固まってしまってなかなか取れません。掃除の本を読むと1週間に一度掃除すれば固まる事無く、楽に取れるそうです。大掃除のときにやろうとするから大変なのだ、とも書いてあります。そんな事言われなくても判ってるし、誰が考えても当たり前ですよね。でもそんなことが文章になって本になるのはみんな実行できないからなんです。
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- 歯の掃除も同じです。「1日3回歯を磨きましょう」というのは誰でも知っています。歯の健康の為に良いと判っていてもなかなか出来ないのが現状だと思います。しかしこれをしない事には歯槽膿漏は良くなりません。コンロや換気扇のように年1回じゃ駄目ですよ(笑)。
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